| 見近城は能島城と同時代か或は能島より先に築城されたものではないかと思われるが、水軍城の役目から能島城に重点が置かれ村上雅房公以後は、能島重視されるようになった。而し、水軍の島城は重要地と連なる二つの島城を連ね相協力して警備している所が多い。例えば、武志と仲渡、来島と小島、能島と見近島、甘崎と好味、新居大島と黒島等である。 見近島は東西100ｍ、南北広い所で24ｍ、狭い所で17ｍ幅で囲んで石垣の残る所が十数ヶ所もある。北側の一部に矢竹の大群生を見ることが出来る。西に突き出た鼻には組立石棺の古墳も残っているサヌカイトの石片も採集され、井戸水も北側崖下にある。  |
